2002年11月10日 日曜日

【孫の手】Path Finder

かつての OS X の Finder はひどかった。
Finder というのは Macintosh OS の孫の手みたいな物なのだが、痒いところに手が届かないのである。
痒いところというのは、手が届かないと分かるとますます痒くて仕方がないので、代わりの孫の手が欲しくなる。
 
cocoatech という会社が開発した SNAX という代替 Finder ソフトがあり、使い続けていたのだが、僕には致命的と思えるバグがあった。バグ・レポートを送ろうかと思っている間に、OS X 10.2 Jaguar がリリースされ、システム付属の Finder が格段に改良された。
すると、タイミングを計るように SNAX が改良され、Path Finder と名を変えてリリースされた。
システム付属の Finder と使い勝手も外観も区別がつかないソフトウェアなのだが、やっぱり痒いところに手が届く。
 
まず、システム付属の Finder では OS 9 のように、ファイルにラベルが付けられないのだが、Path Finder ではつけられるし、当然ラベルによるソートもできる。ラベルによる分類やソートはやっぱり便利なのだが、なぜ本家の Finder が未対応なのかが疑問である。
さらにシステム付属の Finder では OS 9 のように、開いているウインドウをプリントアウトできない。
仕事柄、大量のデータを入れた MO や CD-R で他人にデータを渡す時、ディレクトリ表示にしたウインドウのプリントアウトを添付すると、打ち合わせに便利なのである。
 
さらに、OS X 10.2 Jaguar では起動中のアプリケーションを切り替える「アプリケーション・メニュー」が無い。これも OS 9 にはあったものだ。
OS X になって正真正銘のマルチタスクになったので、安心して複数のアプリケーションを同時に立ち上げて作業するようになったのだが、どうしてこのメニューが無くなってしまったのかもはなはだ疑問である。Path Finder を起動しておくとメニューバーに「アプリケーション・メニュー」が追加されるので非常に便利なのだ。
 
誰もが痒いと感じれば、システム標準の孫の手でも掻けるようになるのであり、やがて Path Finder も掻く場所を失って存在意義を失うか、さらなる新機能で思わぬ痒みをユーザーに認識させ、AppleComputer を叱咤し続けるか、はたまた痒くもない場所を掻かせようとする余分なソフトに成り果てるか、いずれにせよ興味が尽きない。
 
現時点、OS X 10.2.1 では、まだまだ手放せない孫の手ソフトである。
 
Path Finder 2.0.2 はこちら