電脳六義園通信所管理人 石原雅彦の日日抄

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三好春樹主催・生活とリハビリ研究所サイトの管理日誌です。

2008年04月01日(日曜日)の日記
■清水目玉焼2008…3 波

 


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実家片付けをしていたら高校時代に撮影した写真のネガがタンスの裏から出てきて、どうやら1970(昭和45)年に静岡県清水の三保海岸で撮影した白黒ネガフィルムらしいのだけれど、フィルムスキャナに入れようとしたら点々とカビが生えた跡があった。
 
ツタが根を金属やガラスにまで食い込ませて生えるように、カビもフィルム内部まで食い込むように生えたらしく水洗しても消えないのでびっくりした。

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古い写真を整理していると、今はもうない風景、今はもういない人々に出会うこともあり、それはそれなりにびっくりするのだけれど、このカビの生えたフィルムに写っている波が衝撃的だった。
 
事情を知らない人が見たら“タンスの裏に落ちていたカビの生えた白黒ネガに写しとめられた今から38年前の波”とわからないのは当たり前の話で、それどころか波というのは今から100年後200年後の世界でも、こうやって変わらない姿で岸に寄せ続けているのだと思う。

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浦島太郎のようにある日突然未来の世界に帰り着いてしまったとして、知っている人がすべていなくなり見慣れた家並みが消えてしまったことも衝撃だとは思うけれど、何事もなかったかのように波が寄せるのを見のはもっと辛いだろうなと思う。変わってしまうことの衝撃より変わらないということをより強い衝撃として人は感じることがあるかもしれない。

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大学時代に出会った英語講師は面白い男性で、毎回テープレコーダーを抱えてきて、授業の最後に必ずカーペンターズの歌を一緒に歌おうと言うのだった。おかげでカーペンターズの曲は歌詞をすっかり丸覚えしているものがある。単に授業にかこつけて一緒に歌う友達が欲しかっただけかも知れず、その講師のことは今でも懐かしく思い出すので、彼にとっての友達作りは成功したのかも知れない。
 
Why does the sun go on shining?
Why does the sea rush to shore?
Don't they know it's the end of the world……
(カーペンターズ「この世の果てまで」より)

どうして波というものは38年も経っているのに、さっき浜辺に出て写してきたかのように変わらないんだろうなぁ、などと詮無いことを考えながら懐かしい歌を口ずさんでみる。

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