電脳六義園通信所管理人 石原雅彦の日日抄

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三好春樹主催・生活とリハビリ研究所サイトの管理日誌です。

2008年06月09日(月曜日)の日記
■次郎長と東海軒

 


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ネットで本が買えて、しかも500円以上は送料サービスなどというネット通販も現れたので、ネットで検索して本を注文することが多いのだけれど、届いてみたらはずれが多く、やはり店頭で立ち読みし買って読むに値すると思えるまで吟味しないとダメだなぁと思う。
 
そうやってネットを通じて無駄な読書をしていたらあと何年本が読めるのかが心細くなり、最近は新しい本を買わずに一度読んで良かったと思うものの再読を始めている。一度読んだ本を再読すると新たな発見があって、ひょっとすると一度読んだだけでは半分も著者の言わんとすることが理解できていなかったのではないか、いったい何を読んでいたのだろうと思う事も多い。
 
   ***
 
このところ未明に目が覚めると柴田哲孝『下山事件 最後の証言(完全版)』を再読している。読み終えたあとも気になってならず、何度も行きつ戻りつしながら読み返すとやはり新たな発見がある。
 
夫婦のいざこざの原因は
「しょせん女か金だ、ほかの原因なんてない」
と編集者の友人が言っていたが、男女に限らず人間のいざこざを突き詰めれば、原因は情念か経済的事情かのいずれかになるのかも知れない。全体像は複雑に見えても、濁りが流れ去るのを待って底に沈んだ原因を見れば、人を争いごとや犯罪に突き動かす動機は呆れるほど単純なのかも知れないと思ったりする。
 
   ***
 
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静岡県清水に帰省し、帰京予定の6月8日は朝から雨だった。
雨音を聞きながら無人となった実家にいるのも気が滅入るのでとりあえず戸締まりをして家を出て帰京することにし、午前9時開店のしずてつストアに寄ったら東海軒の幕の内弁当が売られていた。
 
懐かしさに思わず手に取ってしまい、朝食のために買ってみたけれど雨なので食べる場所がなく、結局JR清水駅まで歩いて駅のベンチで静岡駅の駅弁を拡げて食べた。我ながら何とも間抜けな結末で笑ってしまう。
 
『次郎長翁を知る会』のサイト「東海軒と次郎長」によれば、郷里清水に東海道線が敷設される際、その工事に必要となる人夫の斡旋や用地用材買上げ等の世話役を次郎長が務め、その口利きで府中の米穀商山西屋が静岡の区間の世話人を務めたといい、山西屋の加藤滝蔵に対して東京鉄道局が見返りとして静岡駅構内での弁当販売の許可を与えたのが「東海軒」発祥の由来だという。
 
ASTY静岡のウェブサイトには
「明治22年当時国鉄の建設に当たった清水の次郎長の口利きで静岡駅の弁当販売許可を受けた加藤弁当店(当社の前身)の主人滝蔵」
と書かれており、ここでは見返りというより次郎長と東海軒が“口利き”によって直接結びついているが、東海軒のサイトに次郎長に関する記述は見つからない。

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「小学生時代、清水駅から列車に乗るときは駅前にある『やすい軒』の駅弁を買って食べるのが楽しみだった。その当時から郷土愛に燃える少年だったので、「静岡駅東海軒の駅弁より、清水駅やすい軒の駅弁の方が美味い」などと言いふらしたりしていたものだった(今もネット上で同じようなことをしている)。」(2004年10月8日 よじれ撃ち清水ノート……28【駅弁は死なず】より
 
子どもの頃、静岡駅東海軒と清水駅やすい軒の幕の内弁当を食べくらべ、子ども心にやすい軒に軍配を上げたのは郷里への身びいきだけではなく、数えてみたらやすい軒の方がおかずに動物性タンパク質を含む食材の品数が多かったからであり、当時の自分が現在の東海軒幕の内弁当を見たら豪華さにびっくりするだろうと思う。

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