電脳六義園通信所管理人 石原雅彦の日日抄

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三好春樹主催・生活とリハビリ研究所サイトの管理日誌です。

2008年07月29日(火曜日)の日記
■不思議の交差点

 


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何度か通りかかって眼にするうちに、忘れられなくなってしまう風景というものがある。
 
旧清水市と旧静岡市を結ぶ北街道という古い幹線道路がある。その北街道を駿府城外堀水落交差点から250メートルほど清水方向に進んだ場所にも交差点があり、何の変哲もない四差路に思えるが左手を見ると小太刀を胸元に構えたように「清酒世界長」の看板がある町の切っ先がのぞいており、この地域が道路によってバイアス状に裁断されていることがわかる。

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静岡市女性会館アイセル21で夕方から会議があるので向かう途中、おそらくその交差点を左折したら目的地へ行けそうな気がしたので構えられた小太刀の脇にするりと入り込んでみた。
 
アイセル21近くの長谷通りに向かうなら小太刀の右脇を進むのが良い方角であるような気がしてそちらへ進む。静岡市健康文化交流館「来・て・こ」という静岡弁からとった施設名と似た発想の「来て幸」という居酒屋があり、その先にある最初の四差路で左手を見たら正面に一本の木が静かに不思議を発散しているのが見えた。道の角度や進入禁止の標識や地面の矢印からして不思議が交叉する場所であるような気がしたのでそちらに折れてみたが、結果として小太刀の左をすり抜けていればその場所に出たことになる。

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変則四差路かと思って右折しようとしたらちょっとしたロータリーになっており、ここもまたバイアス裁断による町の切っ先が5本集中した場所であり、切っ先がとがったままだと車両通行に支障があるので丸めた結果、ロータリー状の空間ができているのだった。
 
日当たりの良さそうな場所にのんびりと床屋のトリコロール看板がまわり、ベンチが置かれ、何とこの場所はしずてつジャストライン「城東町」バス停になっていた。

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それで「(ああそうか)」と思い出したのだけれど、かつてネット上のブログで旧静岡市に生まれ育った友人と話した際に、駿府城のお堀に面した水落町の区画割りがお堀に沿っているのに対し、城東町の区画割りマス目が斜めに接することでまちの方向感覚に不思議を添加していることを知り、そのマス目の左下角が衝突している不思議発生地点がこの五差路なのだった。旧静岡市にはそういう区画割りが不思議を発生させている場所がいくつもあるらしい。
 
道幅が狭く一方通行の多いこの場所にいったいどんな経路で路線バスが入ってくるのだろう、長谷通りとはどんな関係になっているのだろうと地図を見たら、このあたりは結果として一見非合理的な都市空間になっているのがわかる。だが、その下町的不思議空間こそが町を活性化させている面もあるようで余所者としては歩いていてとても楽しい。


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